日銀副総裁・財務官・官房長官の発言(2022年3月29日)
<日銀副総裁の発言>
・日本の消費者物価指数は欧米比で上昇鈍い
・物価が欧米対比でなぜ弱いのか、要因は構造的か、将来変化しうるか、データに謙虚に向き合うことが重要
・4月以降の消費者物価指数は、エネルギー価格の上昇で2%程度の伸びの可能性
・欧米のインフレの持続性、増しているように窺われる
・感染症が和らぎ供給制約が収まれば、低インフレに戻る可能性
・インフレ予想を重視した金融政策は、物価の低位安定に繋がった
・日本は需要シフトも鈍め、財価格の急激な上昇も生じていない
・日本企業は、人手不足でも長期雇用関係を重視して賃上げには消極的
・日本の物価の弱さは、計測上の問題も無視できない
※これらの発言から市場は「円安に対する言及はなし」と捉えられ円安に。
<財務官の発言>
・為替の安定は重要で急激な変動は望ましくない
・為替の過度な変動や無秩序な動きは経済や金融の安定に悪影響
<官房長官の発言>
・為替市場の動向や日本経済の影響を注視
・為替政策はG7で合意された考えに基づいて対応する